高血圧になった場合に『両親の血圧が高い』から必ずしも『遺伝』ということではありません。
両親がそうであれば、生活習慣が似通っていることが多いため、同じように高血圧になっても不思議はないということなのです。
遺伝子がまったく関係ないとは言い切れない現状ですが、ほとんどはなんらかの原因によって高血圧になってしまったという、はっきりした原因を解明できないことが多いのです。

原因がはっきりしていない高血圧は「一次性高血圧」あるいは「本態性高血圧」と言いますが、まったく原因がわからないのではなく、はっきりと特定できないことが多いといわれています。
確立としては、高血圧の人の約9割はこの一次性高血圧であることがわかっています。

太りやすい家系は、太りやすいものを好んでいることも多く血縁関係も同様の体形や体質をもったひとがいるはずです。
遺伝よりも血縁関係の好みや、習慣を見直してみるのも改善策になるかもしれません。
改善策として、生活習慣の見直しやストレスの軽減が大切ということはよく知られていますが、自分だけでは改善することがむずかしいものです。
家族や周りの人たちにも協力してもらうと続けやすく、周りの人にも生活習慣を見直すチャンスを与えることになります。

太っている人だけでなく、痩せていても血圧の高い人や糖尿病の人はいます。
何かしらの原因から発症するとしても、普段から塩分を控えた食生活や適度な運動を行っていれば血圧で悩まなかったのかもしれません。
さまざまな原因が考えられるので、それだけでは確実にならないとは言い切れませんが、少しでも予防や対策を取ることで高血圧のリスクを免れることもできます。

また高血圧の家族がいない場合でも、生活習慣の乱れによって血圧が高くなることも多いため、普段から血圧の測定をおこない、自分で健康管理をすることが大切です。
家族の中に健康管理している人がいれば、他の家族もまた健康管理を行うことになり良い習慣につながっていくのです。

遺伝性高血圧になる可能性はどれくらいある?

原因の一つとして、確率的にも遺伝が関係しています。
両親や血縁関係に血圧が上がりやすい人が多い場合には、こどもも高血圧になる可能性が高く、高血圧は重篤な病気につながり、とくに脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などを起こすことが多いとされています。

血縁関係にこのような病気を発症している人は、普段から高血圧にならないための予防策を取ることが大切です。
症状がないからといって多少高いと思っても放置している人は多いものです。
いつも高い高血圧のほかにも、隠れ高血圧という病院などでは正常値でも、夜間や早朝高い状態が続く場合があり、普段測らないような時間帯で高い状態が多いとされています。
急に脳梗塞や脳出血をおこすことがあり、高血圧の自覚がないところに怖さがひそんでいるのです。

健康診断で正常値であっても、隠れ高血圧の人がいると言われているため、病院でも気がつかないことがあるため、自分の健康は自分で、またこどもやほかの家族の健康管理も習慣として行うことが望ましいものです。
両親が高血圧の場合、こどもは5割の確率で高血圧になるとされています。
先に述べているとおり生活習慣が同様であれば、こどもの血圧が高くなっても不思議ではないのです。
食事の塩分を控えることや、普段から適度な運動を習慣とすることは、こどもが高血圧にならないための対策になります。
良い習慣で病気知らずの健康な体づくりは一石二鳥ということです。

高齢になれば、高血圧のリスクは高くなり、血管の老化も免れません。
血管年齢という言葉をよく聞きますが、血液がサラサラでも血管は硬化してしまいます。
良い習慣には、運動や栄養素で血管を老化させないための対策を取り入れることも大切です。